イベント追跡およびトリガーの追加
イベントトラッキングについて&トリガー
イベント追跡では、インターセプトによってウェブサイト上の特定のイベントが検出されます。イベントには、銀行 Web サイトでの月次明細のダウンロード、コマースサイトのライブエージェントとのチャットのクリックなどの訪問者アクションが含まれます。捕捉されると、これらのイベントのレコードが参加者のブラウザのCookieに保存されます。これにより、この情報をインターセプトロジックに使用したり、埋め込みデータとしてターゲット Web サイトに送信したりすることができます。
また、訪問者がインターセプトの資格を得たときに、CookieやGoogle Analyticsイベントの編集、追加、削除などのイベントをトリガーできます。 これらのイベントは、クリエイティブがロードされた場合、または訪問者が特定の方法でクリエイティブと対話したときに発生するように設定できます。これは、イベントトリガと呼ばれます。
基本イベント追跡
追跡する Web サイトの要素に HTML ID があり、(ホバリングなどの他のイベントではなく) クリックを追跡している場合は、Web サイトの変更を必要とせずに、イベント追跡をすばやく設定することができます。
例:この Web サイトでは、[チェックアウト]ボタンをクリックした訪問者を追跡します。チェックアウトボタンにはHTMLIDが含まれているため、Qualtricsはサイトの変更を必要とせずにこれを追跡できます。
基本イベント追跡を設定する
- [インターセプト]セクションで[インターセプト]タブを開き、イベント追跡を追加するインターセプトを選択します。
ヒント:プロジェクトデプロイメントコードを使用している場合、一方のインターセプトで追跡されるイベントには別のインターセプトからアクセスできます。同じイベント追跡を複数のインターセプトに追加する必要はありません。 - 管理をクリックします。
- [イベント追跡] を選択します。
- イベントに使用する名前を入力します (任意の名前)。
- 追跡する要素の正確な HTML ID を入力します。
- 追加イベントを含めるには、イベントの右側にあるプラス (+) 記号をクリックします。
- [保存]をクリックします。
拡張イベントトラッキング
訪問者のクリックを伴わない Web サイト上のイベントを追跡する場合 (アイテムにカーソルを合わせる場合など)、または HTML ID のないエレメントとのインタラクションを追跡する場合は、Web サイトのこれらの要素にイベント追跡コードをマニュアルで追加することができます。追加されたこれらのコードにより、Qualtricsはいつイベントが発生したかを知ることができます。
Web サイトでイベントを追跡するには
- 追跡するサイトの HTML 要素を特定します (以下の例では ID 属性が含まれていません)。
<span>エージェントとチャットします。</span>
- このエレメントに JavaScript イベントを追加します。一般的なイベントには、クリック、マウスオーバー、マウスアウトなどがあります。
<span onclick=”...”>エージェントとチャットします。</span>
- イベントを次のコードと同じに設定します。
ウィンドウ。_qsie = window。_qsie || [];window。_qsie.push('eventName');
- エレメントの最後の HTML は以下のようになります。
<span onclick=”window._qsie = window。_qsie || []; window._qsie.push('InitiatedChat');">エージェントとのチャット</span>
- このイベントを対象とするインターセプト表示条件を追加できるようになりました。
例:上の画像では、Web サイトで開始されるチャットです。ステップ 4 で定義したイベント名は InitiatedChat です。1 は、この行為がまだ開始されていないことを示す値ですが、上記ではアクションが実行されたことを示します。そのため、条件は「If Event Tracking InitiatedChat is Greater Than 1」と表示され、クリエイティブが表示されます。
トラッキング対象イベントの使用
イベント追跡を設定すると、これらのイベントをターゲットロジックで使用できるようになります。埋め込みデータを使用して、イベント追跡情報をターゲットの Web サイトまたは調査に送信することもできます。
イベントに基づくロジックを追加する
- インターセプトのターゲットレベルまたはアクションセットレベルで、ロジックを追加します。
- 最初の項目をドロップします。
- [Web サイト] を選択し、[イベント追跡] を選択します。
- イベントの名前を入力します。
- 次のステップで入力する値に対し、[より大きい]、[等しい] などを選択します。
- イベント値を入力します。これは、参加者が条件を満たすためにイベントを実行する必要がある回数です。
イベント情報を埋め込みデータとして保存する
ウェブサイトフィードバックページの埋め込みデータで説明されているように、イベントデータを埋め込みデータとして保存することもできます。
左側の[名前]フィールドに、埋め込みデータフィールドの名前を入力します。任意の名前も入力できます。その後、値を [イベント追跡] に設定し、Web サイトに保存されているイベント名を入力します。
ターゲット Web サイトに送信される最後の埋め込みデータ値は、その特定の訪問者に対してイベントが発生した回数です。
イベントのトリガ
イベントをトリガする方法は 2 つあります。1つ目は、ウェブサイト訪問者にクリエイティブが表示され次第、イベントをトリガーすることです。2つ目は、ウェブサイトの訪問者がクリエイティブの特定の要素とやり取りしたらすぐにイベントをトリガーすることです。以下のセクションでは、両方のトリガの実行方法について説明します。
クリエイティブ表示でイベントをトリガする
- クリエイティブを表示する[インターセプト]内の関連するアクションセットに移動し、[オプション]をクリックします。
- イベントの追加を選択します。
- 追加するイベントのタイプを選択します。これらのオプションを使用すると、Cookieを追加/変更および削除したり、Google Analyticsにイベントをプッシュしたりできます。
ヒント:これらのオプションの詳細については、以下の「イベントの定義」セクションを参照してください。 - イベントに使用する名前を入力します (任意の名前)。
- 値を入力します。
- 必要に応じて、プラス (+) 記号をクリックして別のイベントを追加します。
- イベントを設定したら、保存をクリックします。
訪問者がクリエイティブと対話するときにイベントをトリガーする。
- [インターセプト]セクションに移動します。
- [クリエイティブ]タブをクリックし、編集するクリエイティブを選択します。
- このイベントをトリガーするクリエイティブの要素をクリックします(ターゲットや背景を具体的にクリックするなど)。
ヒント:ターゲット要素にイベントを追加してターゲットをクリックした個人を追跡したり(以下を参照)、[閉じる]ボタンで参加しない人物を追跡したりできます。
- ツールバーのドロップダウン矢印をクリックします。
- イベントの追加を選択します。
- イベントをトリガするアクションを選択します。利用可能なアクションについては、以下を参照してください。
- クリック:訪問者がクリエイティブのこの要素をクリックすると、イベントが発生します。
- マウスアウト:訪問者がクリエイティブのこの要素にマウスを置いてからマウスを移動すると、イベントが発生します。
- マウスイン:このイベントは、訪問者がクリエイティブのこの要素にマウスを合わせると発生します。
- 追加するイベントのタイプを選択します。これらのオプションを使用すると、追加/変更、JavaScriptの追加、Cookieの削除、およびGoogle Analyticsへのイベントのプッシュを実行できます。
- 埋め込みデータに名前を付けます。
- 値を入力します。
- 必要に応じて、プラス (+) 記号をクリックして別のイベントを追加します。
- イベントを設定したら、保存をクリックします。
イベントの定義
イベントのトリガ方法を選択したら、イベントを正確に選択することができます。利用可能なイベントには、[Cookie の削除]、[Cookie の追加/変更]、または [Google アナリティクスイベント] の 3 種類があります。
Cookieを削除
Remove Cookie イベントでは、名前は、サイトで定義されている、削除される Cookie の名前である必要があります。訪問者がこのイベントの資格を有し、クッキーがブラウザに存在する場合、クッキーは削除されます。
Cookieを追加/修正
追加/変更イベントを使用すると、訪問者のブラウザに Cookie が追加されます。クッキーがすでに存在する場合は、変更されます。このイベントでは、追加/変更する Cookie の名前を指定してから、そのクッキーの新しい値を指定します。
Google Analyticsのイベント
Google アナリティクスイベントを使用すると、Google アナリティクス内でインターセプトインタラクションを記録および報告することができます。このイベントでは、Google Analytics アカウントのアカウント番号と、このイベントのカテゴリとアクション名を指定します。詳細については、Google の「イベントの追跡」ページを参照してください。