ワークフローループ

ワークフローループについて

ワークフローループを使用して、一覧内の複数のエントリに対して一連の自動タスクを実行することができます。たとえば、各店舗の平均 NPS を含む NPS 概要を各店舗責任者に送信したり、組織内の各従業員マネージャに月次の従業員満足度スコアを送信したりすることができます。

クアルトリクスは、スケジュールされたデータ抽出タスクを通じてワークフローループを実現します。抽出される各データ入力に対して実行される内容 (“一覧” とも呼ばれる) を具体的に指定できます。つまり、これは、特定のロール（アカウントマネージャー、ピープルマネージャーなど）、またはすべての都市（シアトル、ニューヨークなど）、あるいはより一般的には、テーブル内のすべての項目のリストです。

データ抽出タスク

ループするワークフローを作成する場合、最初に追加する必要があるタスクはデータ抽出タスクです。これらの種類のタスクでは、別のソースからデータを抽出し、そのソースを他の場所で使用または保存することができます。データを抽出できるソースには、以下のものがあります。

• SFTPファイル
• Salesforce
• SuccessFactors
• Amazon S3

各ループでの処理を指定するには、これらのタスクの 1 つをワークフローに追加する必要があります。各ループに表示されるタスクの構築を開始すると、必要なタスクを追加することができます。

ワークフローループの要件

ワークフローループを作成する前に、以下の点に注意してください。

• ワークフローループはとのみ互換性があります スケジュール済ワークフロー.
• ワークフローには一度に 1 つのループ一覧のみを追加できます。つまり、ワークフローに複数のデータ抽出タスクを追加した場合は、そのうちの 1 つのループのみをベースにすることができます。
• ループでは、特定のサイズのファイルのみを処理することができます。つまり、抽出するファイルは、以下の要件を満たしている必要があります。
  • ファイルは 10,000 行を超えることはできません。
    例: ユーザを処理している場合、10,000 ユーザの制限があります。コンタクトを処理する場合は、10,000 コンタクトの制限があります。
    ヒント：10,000行を超える場合、ワークフローは実行されません。
  • ファイルは 1GB を超えることはできません。
  • 各行が 1MB を超えることはできません。
• ループを他のループ内に追加することはできません。
• 1 つのループ一覧に追加できるタスクは 5 つまでです。

ワークフローループの設定

このセクションでは、マネージャーロールに属するユーザーに週に NPS 電子メールを送信する例を使用して、ワークフローループを設定する方法について説明します。ただし、これはワークフローループの唯一の用途ではありません。

1. ワークフローページまたはアンケートのタブに移動します。
   
2. [ワークフローの作成] の横にあるプルダウンリストをクリックします。
3. 特定の時刻に開始を選択します。
4. スケジュールを設定します。
   
   例：毎週の開始時に各マネージャーにNPSメールを送信します。そのため、毎週月曜日の午前 9 時にワークフローを実行することを選択しました。
5. タスクを追加するには、プラス記号 ( + ) をクリックします。
6. データ抽出タスクを選択します。
   
   例：SuccessFactors から社員データを抽出を選択しました。これは、SuccessFactors に保存したすべてのマネージャーに対して特定のワークフローを繰り返す必要があるためです。
7. Add a for-each loop を選択します。
   
8. 一覧の各明細で、ステップ 6 で設定したタスクを選択します。
   
9. プラス記号 ( + ) をクリックし、必要に応じてタスクを選択します。
   警告ループ内で他のデータ抽出、変換、ローダーのタスクを使用しないでください。このようなタスクのリストについては、このページを参照してください。データローダタスクを使用する場合は、ループを使用する代わりに、標準の ETL ワークフローを構築することを検討してください。
   例：API を使用して各ユーザーの名前と電子メールアドレスを取得できるように、Web サービスタスクを追加します。
   
   例：次に、指標の計算タスクを追加して、NPSスコアを見つけます。マネージャー埋め込みデータフィールドがユーザーの ID と同じになるように、このタスクにフィルターを設定します。これは、Web サービスの API 呼び出し時に抽出されたユーザー ID フィールドの差し込みテキストとして表されることに注意してください。このフィルタがないと、間違ったNPSスコアが計算される可能性があります。
   
10. プラス記号 (+) をクリックし、必要に応じて条件を選択します。
    
    例：批判者としてカウントされるNPSスコアのメールのみを送信するため、指標の計算タスクのNPSが6以下の場合にのみ送信する条件を設定します。
    
11. プラス記号 ( + ) をクリックし、必要に応じてタスクを追加します。
    例：メールタスクを追加すると、計画していたNPSメールを設定できます。テキストの差し込みを使用して、ウェブサービスタスクからメールアドレスを取得し、指標の計算タスクからNPSスコアを取得できます。
    
12. 設定が終了したら、ワークフローが有効になっていることを確認します。
    

実行履歴

ループのあるワークフローの実行履歴を確認すると、トリガされた各ループの実行履歴を確認することができます。これにより、特定のワークフローループに関連するパフォーマンスの問題を絞り込むことができます。

実行履歴タブを表示しているときに、ワークフロー名をクリックして詳細を確認します。ワークフローのイベントとタスクに加えて、For each loop も表示されます。これをクリックすると、各ループで各イベントとタスクがどのように実行されたかの内訳が表示されます。

1. タスクが失敗したか成功したループの数。これらの番号はフィルタの影響を受けます。
2. フィルタリングして、タスクが失敗したか成功したループを表示します。
   ヒント：ワークフローのステータスの詳細を参照してください。
3. 各ループには、実行された順序で番号が付けられます。
4. 各ループが開始される時間（アカウントのタイムゾーン）。
5. ループをクリックすると、そのループ中に実行されたタスクに関する詳細と、タスクが成功したかどうかが表示されます。各タスクの ID (T-ID #) も表示されます。
6. タスクをクリックすると、その JSON ファイルが表示されます。