ピボットテーブル
ピボットテーブルについて
ピボットテーブルを作成すると、高度にカスタマイズ可能なクロスタブ型のテーブルで変数を相互に比較することができます。テーブルのセル値は、さまざまな方法でデータを表示するように変更できます。
ピボットテーブルカードの変数の選択
- ピボットテーブルの変数の選択時に選択される最初の変数がキー変数になります。キー変数がカテゴリ変数の場合、その値によってピボットテーブルの行が形成されます。
- キー変数の後に選択されたすべてのカテゴリ変数がピボットテーブルの列になります。複数の列変数が選択されている場合は、変数値の組合せごとに個別の列が作成されます (たとえば、列が “Age” と “Country” である場合、”Young” と “USA”、”Young”、”UK”、”Old”、”USA”、”Old”、”UK” などの列が取得されます)。選択した数の変数がテーブル内のセルに入力されます。
- 目的の変数を選択したら、[詳細設定]、[ピボットテーブル]の順にクリックして、カードを作成します。
行と列の追加
ピボットテーブルを作成したら、テーブルの上の[行]または[列]ドロップダウンをクリックすると、テーブルの行または列に変数を追加できます。変数が追加されるたびに、変数値の組合せごとに 1 つの行または列が存在するようにテーブルが分割されます。
セル値の変更
デフォルトでは、ピボットテーブルカードのセルには列の割合 (各行の値に含まれる各列の割合) が表示されます。この値は、値のドロップダウンをクリックするか、または最初に数値変数を含めることで変更できます。セル値の最初のオプションセットでは、選択した行と列のデータが使用されます。
オプションの 2 番目のセット (合計、平均、中央値、最大、最小、分散、標準偏差) を使用すると、テーブルセルのデータセットで他の変数の統計値を使用できます。たとえば、特定のセルに入っている回答者の平均収入を見つけることができます。
プラス記号 (+) をクリックして、テーブルにデータを追加することもできます。値にマウスポインタを合わせると、値の順序を変更または削除できます。
Stats iQピボットテーブルと通常のクロス集計
Stats iQのピボットテーブルは、[データと分析]のクロス集計セクションで作成したものなど、従来のクロスタブとは異なります。
- 従来の「バナーとスタブ」クロスタブとは異なり、Stats iQピボットテーブルの列に複数の変数が追加されると、すべての列変数の値の組み合わせごとに列が作成されます。従来のクロスタブでは、変数値ごとに個別に列が作成されます。これにより、1 つの変数の値がもう一方の側に配置され、その下にネストされません。
- Stats iQでは、テーブルのセルにある他の変数(ローまたはカラム以外)の値を使用できます。これにより、表示される情報がより広範囲になります。
ピボットテーブル内の統計テスト
ピボットテーブルの各セルの重要度矢印は、2 つのカテゴリ変数を関連付けるときに登録されたテーブルと同じ方法で決定されます。具体的には、矢印は各セルの調整済み残差によって決定されます。Stats iQでは、調整された残差から計算されたP値に応じて、最大3個の矢印が表示されます。結果の重要度に応じて、異なる数の矢印が表示されます。特に、p 値がアルファ (?) より小さい場合、矢印が 1 つ表示されます。ここで、= (1 – 信頼水準) (信頼水準は分析設定で設定)、p 値が ? より小さい場合は 2 つの矢印/5、および p 値が ? より小さい場合は 3 つの矢印/50
たとえば、信頼水準が 95% に設定されている場合:
- p-値 <= .05: 1 つの矢印
- p-value <= .01: 2 つの矢印
- p-value <= .001: 3 つの矢印