エクスペリエンスマネジメント(XM)
Qualtrics で行う DX (Digital Transformation) の効果測定 – EXM for IT (第 2 回)
はじめに: Qualtrics の EXM for IT ソリューション
第 1 回の記事 では、Qualtricsの EXM for IT - テクノロジー アセスメントを利用して、リアルタイムで IT 部門の価値を視覚化するユースケースについて紹介させていただきました。
今回はユースケースの紹介第 2 弾として、高難易度の大規模 IT 導入プロジェクトを成功に導く、Qualtrics EXM for IT プロジェクト & トランスフォーメーションを紹介します。クアルトリクスのソリューションを活用することで、どのように効果的に IT 導入プロジェクトに関わる関係者の声を聴き、理解し、そしてアクションを起こすのかのご参考となれば幸いです。
ユースケース 2. プロジェクト & トランスフォメーション: 大規模 IT 導入プロジェクトの ROI 最大化を目指す
大規模 IT 導入プロジェクトは関係者が多岐にわたり、かつ業務影響範囲が広いことが多いため、難易度が高く、頓挫するケースも多く見られます。以下は、主要な失敗要因の例です。
・成功の定義が不明確
・チームワークや社内協力体制が不十分
・業務課題とシステム課題が整理されていない
・導入段階からエンドユーザーを巻き込んでいない
・関係者間のコミュニケーションが円滑に取れていない
・プロジェクトの長期化に伴うメンバーの疲弊
・スケジュールの遅延および予算超過
「大事は小事より起こる」 とよく言われます。プロジェクトを失敗させる致命的な問題であっても、振り返ってみると些細なことが原因であったという場合が多くみられます。これらの要素を早期に発見し、適切に対処することで、失敗を回避することができます。
Qualtrics のプロジェクト & トランスフォメーションは、プロジェクトの準備フェーズから運用フェーズまでの様々なタッチポイントにおいて、関係者の声を収集し、的確に現状を把握した上で、有効なアクション プランを策定することに役に立ちます。
具体的には、プロジェクト & トランスフォメーションは以下のタッチポイント (一例) において関係者の声を聴く標準設問テンプレートを用意しています。ご利用いただくことにより、関係者間・システム vs 業務間のエクスペリエンス ギャップを埋めることができます。
以下は、標準設問のサンプルとなります。
また、集めた結果も、効率的に分析を行い・インサイトを抽出しなければ、単なるデータに過ぎません。Qualtrics のダッシュボードは、様々なタッチポイントにおいて定期的に収集した関係者の声を分析し、リアルタイムに視覚化することで、関係者のプロジェクトの成功に対する自信のレベルを把握し、早期の問題解決に繋げることができます。
おわりに
失敗しやすい大規模 IT 導入プロジェクトを成功に導くためには、定期的に関係者の声を収集して分析し、主要失敗要因となる要素を早期に取り除くことが非常に重要です。Qualtrics プロジェクト & トランスフォメーションでは、プロジェクト導入プロセスの様々な場面で活用できる標準設問テンプレートを用意しており、より確実に導入を成功させるためのツールとして有効利用していただけます。
クアルトリクスで
エクスペリエンスマネジメント(XM)を改善