エクスペリエンスマネジメント(XM)
Qualtrics で行う DX (Digital Transformation) の効果測定 – EXM for IT (第 1 回)
はじめに: Qualtrics の EXM for IT ソリューション
巷では、「新型コロナウイルスが最も DX (Digital Transformation / デジタル トランスフォーメーション ) を促進した」 との言説が多く聞かれます。この記事を読まれているみなさまの中にも、昨年の 2 月以降にこれまで全く実施されなかったリモートワークが導入され、Zoom や Microsoft Teams といった様々なソリューションが一気に導入されたという状況を目の当たりにした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このような環境下において、従業員を取り巻く IT 環境の整備は、従業員の生産性の向上という観点で必要不可欠になっています。昨年実施された調査によると、昨今の就業環境下における従業員の最大の懸念は、リモートワークにおける IT 環境の不備 であるとの結果が出ています。
Qualtrics EXM for IT ソリューション は、従業員の生産性に直結する、優先して対処すべき IT 環境の改善点を特定することを可能とし、ひいては組織内で実施している様々な DX (Digital) 関連の取り組みの優先度の意思決定に寄与します。本ブログでは、EXM for IT ソリューションのユースケースを全 3 回で紹介させていただきます。今回はその 1 回目です。
3つのEXM for ITのユースケース
ユースケース1. テクノロジー アセスメント: DX の効果測定と IT 部門の価値の視覚化
「IT 部門はちゃんと価値提供できているのか?視覚化して欲しい。」経営層から、このようなリクエストを受けたことがある CIO や IT 部門のみなさまは多いのではないでしょうか?この議論から発展し、IT 部門のKPI としてコスト削減効果を追いかけることになり、その数字集めと検証に忙殺されている方もいらっしゃるかもしれません。
Qualtrics のテクノロジー アセスメントは、実際の IT サービスの受け手である従業員に対して直接、どの程度社内の IT 環境が生産性や組織の戦略目標の達成に役立つかをヒアリングし、視覚化することで 、IT 部門が提供している価値を一目で分かる形で簡単にトラッキングすることを可能とします。また、特定の DX プログラムの価値を理解するための個別調査の実施を行うことも可能です。
Qualtrics の強力な分析基盤である StatsiQ とダッシュボードを用いれば、統計的根拠に基づいて組織の IT 環境への満足度や生産性への貢献度合をより高めるための要素を特定し、「何を改善すれば良いか?」のインサイトを抽出することが可能です。IT 部門の価値や DX への取り組みの価値を視覚化するだけでなく、実際の従業員の声に基づいた IT 環境の改善が明日からすぐに実行可能となるのです。
まとめ
Qualtrics の EXM for IT - テクノロジー アセスメントでは、プリセットされた設問テンプレートを用いることで、簡単にこれらの調査を開始して頂くことができます。多くのリソースを投下し、様々な仮説や前提を置いた上でコスト削減効果やトップラインへの貢献度合を計算し、100 ページにのぼるパワーポイントの資料を準備して経営層に報告する必要はありません。
Qualtrics を用いることで、従業員の声がリアルタイムで視覚化され、改善すべき領域を識別し、さらには継続的に改善の効果をトラッキングしていくことができます。この EXM for IT - テクノロジー アセスメントの調査結果を KPI とすることで、IT部門の価値を視覚化し、これまでの投資が意味のあるものであったことを証明することが可能となります。
継続的な IT 環境の効果測定や DX プログラムの価値証明をすることで、昨今のリモートワークが主体となりつつある社会情勢下においても、高いパフォーマンスを発揮する組織を作り上げることができるようになります。
クアルトリクスで
エクスペリエンスマネジメント(XM)を改善